今回は、私が初めて「セミリタイア」というものを意識する決定的なきっかけとなった、あるテレビ番組についてお話しします。
忘れもしない、2017年1月放送。
TBSの『噂の!東京マガジン』内の特集コーナー「噂の現場」でした。
日曜のお昼、なにげなくテレビを観ていた私の目は、映し出されたその光景に釘付けになりました。
茨城県鉾田市(旧太陽村)の、バブル時代に投げ売りされた安普請の別荘地。そこに関東近郊から年金受給者たちが移住してきている。彼らは手持ちの現金でボロい戸建てを格安で購入し、まずは住まいを確保。そのあと、決して多くはない年金の中でつつましく暮らしているのだが・・。
という、「社会問題」として扱っていた気がします。
番組の中では、ガーデニングを満喫し、ロッキンチェアに座って音楽に耳を傾けながら「ひとり最高!!」と熱く語るおじさんがいる一方で、「誰とも近所付き合いがなくて寂しい」と溢らすご婦人のインタビューもありました。
夜になると、つまみとお酒を片手に、よそのお宅のお勝手口からあがりこみ、夜な夜な酒を酌み交わす男性たちの姿も映し出されていました。
地域の人と交流しないとか、ゴミ出しマナーを守らないとか、デメリットや問題点としても放送していた気がしますが……当時の私の脳内は、ネガティブな情報はすべてスルー
「仕事はリタイアして、家賃の負担も、面倒な近所付き合いもないうえに、夜だけ集まって毎日晩酌!? なんて幸せな生き方なの!! 茨城にこんな暮らしをしている人たちがいるなんて・・!!」生正直うらやましいんですけど?!と、脳内にお花畑がパァーッと広がったのを覚えています。
それまでも「女性一人で家を買うブログ」は読みまくっていました。でも、紹介されているのはみなさんフツーにお勤めが務まる方々ばかり。中古新築とわず、きちんとローンを組んで自分のお城をゲットするブログは正直憧れはするものの、毎度仕事が続かない私にはまったく参考になりませんでした。
そこへきて、この鉾田の人たちです。
「あ、私、これを目指してみようかな・・・」
ボロ戸建てリタイア(当時はボロ戸建て投資という言葉が流行っていたので、真似してそう命名しました)これならできるんじゃないかな、と朧げに思った瞬間でした。
その後、どういう行きさつかは忘れましたが、ブログ村の「セミリタイア」カテゴリにたどり着きます。おそらくその頃から「セミリタイア」が流行り初めていたのか?自分が意識しはじめたから情報が飛び込んできたのか?もうさだかではありませんが(なんせ9年前)、そこでミクさん、おのんこさん、そして今や老師となったよよよさんを知ることになり。私の目指す道はこれだな!、と確信したお話は前回の記事「ごあいさつ」に繋がっていきます。

旧・大洋村(以降鉾田市)との衝撃の出会いから9年が経った今、建築費や土地の高騰のせいで、現在の私の貯金額では鉾田にまともな🏠を買うのは夢のまた夢です。
でも、もしあの時あの番組を観ていなかったら。
素敵なセミリタイアブログの人たちに出会っていなかったら。
私はきっと、「働くこと」や「お金を貯めること」にここまで真剣に向き合えなかったことでしょう。
相変わらず旦那に不平不満をぶつけながら、パートで小金が貯まるとマンスリーマンションを借りて家出を繰り返し(どこもひどかった)、自由にできる貯金もなく、手に職もなく、ずーっと不幸な気持ちで生活していたはずです。
だから今、あのタイミングであの番組に出会えたことに、ものすごく感謝しています。
あの放送をもう一度どーーうしても観たいのですが、残念ながらYouTubeにも落ちていません。
もし当時の放送を録画している方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください(__)
🏠
鉾田市のボロ戸建ては、限界地巡り系や、DIYリタイアラー系YouTuberの出現でふたたび脚光を浴びていますね。
あのとき60代〜で移住してきた方々もきっとまだ70代前半。今も鉾田でお元気にされているのかな?
そんなことに想いを馳せながら、あすぺなさんのyoutubeを見ながらお晩酌しています。
猫ちゃんとの日々にいやされます・・。

